にら

出荷時期

こだわり

にらはタマネギやニンニク、ラッキョウなどとともにユリ科のネギ属に属します。原産地は中国西部とされており、東洋のみで利用されています。中国では古くから料理に使われていましたが、日本へは9世紀頃導入され、初めは薬として用いられたようです。

当農協は、道東での供給産地として歴史が古く、昭和38年頃から栽培が始まりました。当時は幕別の野菜作導入の頃で、冬期間の野菜として5戸くらいから始まりました。温床や根曲がり竹のハウスでニラを囲い、大雪との闘いだったようです。現在は3ha程度の面積で栽培されています。

効用

にらはカロチン、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウムが豊富で、栄養価が高い食品です。またがん予防に大変効果的な野菜として注目されています。

にら特有のにおいは、ニンニクやタマネギにも含まれている硫化アリルという成分です。この成分は消化液の分泌を促し、内臓の働きを活発にする作用があります。また硫化アリルは血行をよくするため、にらを食べると体がぽかぽかして、風邪や冷え性に効くといわれます。その他、硫化アリルはビタミンBlの吸収を助ける働きもあるため、肉類とあわせると消化吸収が良くなります。疲労回復や精力増強にも効果的です。