職員紹介 – 農産部

及川 慎二

農産部 馬鈴薯生産販売課
及川 慎二

経歴

 小学生から大学まで、スポーツ一辺倒の生活だった為、仕事はスポーツとは別の分野に挑戦しようと考えていました。また、就職は地元希望だったので、出身地である幕別町農協に入組しました。入組後は農産部に配属、最初の4年間は生産課(現在の畑作生産販売課)で畑作物の栽培試験や青年部畑作研究部事務局を主に担当、5年目から馬鈴薯生産販売課に異動し入組から12年目となる現在に至るまでの7年間、主にフィールドマンとして集荷推進や栽培指導、選果・貯蔵庫を担当している。

初めての分野に挑戦

ゼロから始まり、職員や生産者とともに歩む

 私は最初の配属から現在まで農産部です。入組するまでは、農協の仕事のイメージは、「事務方の仕事」でしたが、実際は畑に多く足を運び、生産者とコミュニケーションを取りながら技術指導や集荷推進を行う仕事でした。

 今までスポーツ一辺倒だった私は、農業の知識はゼロに等しい状況でした。作物の名前も「じゃがいも」が「馬鈴薯」ということも初めて知り、品種はメークインや男爵以外にもたくさんあることを初めて知る状態でした。当時は仕事をやっていけるかとても不安な心境でした。しかし、そのような中でも職場の先輩や上司をはじめ、生産者からも多くのことを教えてもらい、多くの知識や経験を得る事ができ、今日まで仕事をすることが出来ています。

及川 慎二

未経験をカバーしてくれる研修制度

 また、経験がない部分については研修会等にも参加し知識を増やしていきました。昨年の秋には、馬鈴薯が主食であるヨーロッパ視察に帯同させて頂きました。日本とは馬鈴薯の位置づけが違い、栽培面積から収穫方法、お店での取扱い方まで日本と比べ大きく異なっていました。日本とは違う文化に触れることができ、自分の価値観に良い刺激を得る事が出来ました。農協の仕事は多岐に渡ります。部署が変われば転職するのと同じ状況になると思いますが、サポートしてくれる仲間や研修制度があることはとても心強いです。

幅広く自身の強みを農業に活かせる

 現在の仕事は主に春から秋にかけては、生育期間中の技術指導(防除指導など)や集荷推進、収穫時期の機上選別指導が主な仕事となっております。技術指導は畑を回っている中で病気や害虫の発生状況を確認し、生産者へ周知しています。収穫時期は、販売担当者と連携し、出荷していただく馬鈴薯の選別指導を各生産者の収穫圃場に出向いて生産者と目合わせしています。冬の時期は、受入した馬鈴薯を工場で選別後、出荷しているので、パートさん達への選別指導や馬鈴薯を貯蔵している貯蔵庫の管理をしています。

 私は入組してから農産部の仕事しか携わっていませんが、農協には農業を支える多くの分野の仕事があります。様々なことに挑戦したい人には良い職場だと思いますので、これからの農業を一緒に盛り立てていきましょう。