職員紹介 – 総務部

宮川

総務部 管理課
宮川 拓也

経歴

 情報系の4年制大学を卒業後、神奈川県のSIer企業に就職しました。将来的には地元に帰りたい思いはありましたが、東北大震災をきっかけに望郷の念に駆られ、3年勤務の後、退職し十勝に戻りました。

 地元に帰ってからは職業安定所にて就職活動を行っていました。その際に幕別農協の募集を見つけ、新卒採用の条件ではあったものの応募をしていいか確認をし、履歴書を送付した結果、システム系の知識がある人材を探しているという条件にマッチし、幕別農協へと就職することができました。

 現在は、総務部管理課にて、農協内の経理電算担当者として、日々の経理処理や税務処理、システムの開発運用を行っています。

自分の知識を活かせる場所は
意外なところにもある

仕事は今までの経験や知識を存分に活かせる

 情報系の大学に在学していた時は、就職についてはIT関係だ、という思い込みから関東のシステム開発系の企業しか視野に入っていませんでした。今となってはその際に得た知識で現在の仕事を行っているので、無駄であったということはありませんが、思い返せば、地元の他業種においても、就職の道はあったのかと思います。

 例えば、いまこの文章を読んでいる人が、化学について学んでいれば、農協の農薬関係、法律を学んでいれば、内部監査や事業申請関係、数学を学んでいれば信用共済や経理関係、体育系であったとしても、農産や畜産関係など、知識や経験を活かせる場所は、視野の外にも多くあると思います。今学んでいることを同じ系統の企業で活かすだけではなく、違う系統の企業で活かす、と考えれば就職の幅は大きく広がると思います。

宮川 拓也
宮川 拓也

どんな小さな積み重ねも必ず仕事に繋がる

 さて、私は今、経理と電算業務に従事しておりますが、業務内容にも触れておこうと思います。
経理業務については、私が農協に就職した際はまったくの門外漢であり、とても苦労した記憶があります。それでも日々の業務を積み重ねて行けば、必ず一人前にはなるものです。

 経理と聞いて想像するのは、パソコンと電卓を叩き、数字の整合性を検証するイメージがあることでしょう。現在は経理業務もシステム化が進み、日々の経理処理も多くはシステムにて行っています。その際に簿記上の問題が無いかを検証することが主となっています。その上で1年間の税の確定申告や申請業務、法律が変わった際のルール整備(直近で言えばインボイス制度の導入等)を行っています。

 電算業務については、パソコンのトラブル対応も多くありますが、最近のDX化(内製化)の流れにのり、社内の事務作業や勤務上での諸作業をシステム化し、作業効率を向上することを目的として業務を行っています。例えば、勤怠管理システムや人事管理システムを導入し、今まで書面で申請や集約をしていたものをシステム化したり、職場内から希望のある業務をAccessやExcelのマクロで作成したりしています。

あなたの経験で自分にしか生み出せない何かを

 話も長くなりましたが、農協という組織は、様々な知識と経験の集合体であり、自身の経験を活かすことも、また未経験でも努力次第で十分に活かせる場所が多くあります。

 熱意ある皆さんと将来同じ職場で働ける機会があることを楽しみにしております。